ブックタイトル青葉山植物図鑑

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概要

青葉山植物図鑑

高浜町の薬草各論アアズキ/アスナロ特 徴 1年草で、草丈は30 ~ 70cm になる。葉は互生し、長い柄があり3出複葉で小葉は菱形状。花期には、黄色の蝶形花を開き、花後に長さ5~ 10cm の細長い円筒形の莢をつける。中に楕円形で光沢のある紅紫色の種子が数個ある。栽培の歴史は古く、多くの品種がある。生薬名 赤セキ小ショウ豆ズ薬効・利用方法 漢方では緩和性解毒・利尿薬として、利尿、消炎、緩下、脚気のむくみに用いる。市販のアズキ180mL を4~5倍量の水で煮たアズキガユは古くから脚気の妙薬といわれ、1日3回に分けて用いる。また、二日酔いや母乳の出をよくしたり、便通を整えるにも効果がある。むくみや便秘には、1日量30g を煎じて服用する。調製法 成熟種子採取し日干しにする。又は市販のものを利用する。※ 小豆の調理には初めの煮汁をこぼす過程が必須だが、この煮汁にフラボン配糖体のロビニンほかの薬用成分が含まれている。和名 小豆分布 中国原産とされる。生育地 畑地に栽培される。薬用部位 成熟種子花期 夏(●月頃)果実期特 徴 常緑針葉樹で、樹高30m、幹の直径60cm に達するものもある。樹皮は赤褐色か黒褐色で縦裂し長い鱗片状に裂ける。ヒノキ、サワラなど近縁種の中で最も大きい。枝の下面の葉には白色の著しい気孔群があり、側葉は舟形で先は内側へ曲る。葉はヒノキ、サワラに似て大形、質はかたく、大きい鱗状で光沢があり、上面は緑色、下面は白みを帯びる。生薬名 阿ア須ス檜ヒ薬効・利用方法 民間的に、肝炎の予防と治療に、解熱剤に用いられる。1日量5~ 10g の乾燥葉を煎じて服用する。調製法 秋に葉を採取し、水洗い後、陰干しとする。和名 翌檜分布 本州、四国、九州生育地 亜高山帯、生垣用または庭園樹としても植えられる。薬用部位 葉花期 春(3月頃)生育期利用部位成熟種子利用部位葉マメ科アズキVigna angularis (Willd.) Ohwi etH.Ohashi var. angularisヒノキ科アスナロThujopsis dolabrata (L.f.) Siebold etZucc.