ブックタイトル青葉山植物図鑑
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青葉山植物図鑑
高浜町の薬草各論アアオジソ/アカショウマ特 徴 香味野菜他として栽培される一年草。草丈は30 ~ 80cm になり、茎は四角形で数本の枝を出す。葉は対生し、卵形で縁に鋸歯がある。花期には、枝先に総状の花穂をつけ、白色唇形の小花を多数つける。花後、褐色の小さな種子ができる。生薬名 紫シ蘇ソ葉ヨウ、紫蘇子薬効・利用方法 発汗、解熱、鎮咳、鎮痛薬として、気管支炎、胃腸炎などに怯痰、消化促進を目的として応用する。1日量6~ 10g を煎じて服用する。また魚肉などの中毒に解毒薬として用いる。調製法 葉は6~9月に採取し陰干しにする。種子は10月頃採取し日干しにした後選別して保存する。※ シソには多数の品種や栽培品種があり、アオジソやアカジソ、チリメンジソが栽培される代表的なものであり、いずれも同様の効果がある。アオジソは香味野菜として大葉の名で市販されている。和名 青紫蘇分布 中国南部地方が原産生育地 畑地に栽培される。薬用部位 葉、種子花期 夏~秋開花期特 徴 多年草で、花時の草丈は40 ~ 80cm になる。葉は3回3出複葉で光沢はない。小葉は楕円形~狭卵形で先は鋭く尾状に伸び、縁にふぞろいの重鋸歯がある。花期には花茎の先に複総状花序をつけ、多数の小さな白花を開く。花序の側枝はほとんど分枝しないため、花序全体がまばらに見える。生薬名 赤セキ升ショウ麻マ、紅コウ升ショウ麻マ薬効・利用方法 民間的に解熱・発汗・解毒・消炎薬として風邪、頭痛等に用いられ、症状に応じて1日量5~10g を煎じて3回に服用する。また、口内炎や咽頭炎には煎液で含嗽するとよい。調製法 地上部が枯れた頃に根茎を採取して、水洗い後日干しにする。※ 赤升麻として使用される基原植物は主としてアカショウマであるが、同属のチダケサシ、トリアシショウマ、アワモリショウマなども使用される。和名 赤升麻分布 本州東北地方南部、四国生育地 やや明るい林床や林縁薬用部位 根茎花期 初夏(5~7月)開花期利用部位利用部位葉 種 子根 茎シソ科アオジソPerilla frutescens (L.) Britton var. crispa(Thunb.) H.Deane f. viridis (Makino) Makinoユキノシタ科アカショウマAstilbe thunbergii (Siebold et Zucc.)Miq. var. thunbergii