ブックタイトル青葉山植物図鑑
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青葉山植物図鑑
アアカマツ〈日本薬局方収載植物〉高浜町の薬草各論ヤヤマノイモ特 徴 つる性の多年草。林縁や明るい二次林などに生育する。肉質根(本当の根ではない)は毎年新しいものと交代しながら肥大し、白く軟らかい。葉は対生し三角状披針形で基部は心形、先は長く尖る。葉腋にしばしば珠むか芽ごがつく。雌雄異株。雄花序は葉腋から直立し、白い小さな花を多数つける。雌花序は葉腋から垂れ下がり、白い花がまばらにつく。さく果は下向きにつき、扁平な丸い翼が3 個ある。生薬名 山サン薬ヤク(担根体 局※)効 用 漢方処方では暴飲暴食により傷つけられた脾胃を補い、滋養強壮の目的で薬方に配合される(八味地黄丸など)。民間では夜尿、遺精、盗汗などにも用いられ、1日量10 ~ 15g を煎じて3回に服用する。調製法 秋に地上部が枯れた頃根茎を掘りとり、水洗後皮を剥ぎ、刻んで日乾する。※ 【日局】 山薬 本品はヤマノイモDioscorea japonica Thunberg 又はナガイモDioscorea batatas Decaisne(Dioscoreaceae)の周皮を除いた根茎(担根体)である。ナガイモ(ヤマノイモ科) Dioscorea polystachya Turcz.※ ナガイモは中世以降に中国大陸から日本に渡来したとされる。ヤマノイモによく似ているが別種で、茎や葉柄はふつう紫色を帯びる。葉は厚く、基部が左右に大きくはり出す。栽培種の多くは本種である。利用部位担根体和名 山の芋分布 本州、四国、九州生育地 山野薬用部位 多肉、根花期 夏(7?8月)ヤマノイモの生薬ヤマノイモヤマノイモ科ヤマノイモDioscorea japonica Thunb.ナガイモの珠芽