ブックタイトル青葉山植物図鑑
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青葉山植物図鑑
〈日本薬局方収載植物〉高浜町の薬草各論ヤヤマザクラ特 徴 落葉高木で、樹高は15 ~ 20m、径1m になる。樹皮は紫褐色または暗褐色で横に裂ける。葉は互生し長楕円形から卵形で、先端は尾状に長く伸び、基部は広いくさび形から円形。葉縁には細くて鋭い単鋸歯または重鋸歯がある。花期には、葉の展開と同時に白色から淡紅白色の花が、散房状(花柄が分枝)に2~5個咲く。果実は核果の球形で、5~6月に黒紫色に熟す。生薬名 桜オウ皮ヒ(樹皮 局※)効 用 漢方処方薬で、解毒・鎮咳薬として咳や湿疹、蕁麻疹などの皮膚病に用いる(十味敗毒湯)。民間的には食中毒、急性胃腸カタルなどに用いられ、1日量3~4g を煎じて服用する。調製法 夏季に採取し日乾する。※ 【日局】 本品はヤマザクラ Prunus jamasakura Siebold ex Koidzumi 又はカスミザクラ Prunus verecunda Koehne( Rosaceae)の樹皮である。利用部位樹 皮和名 山桜分布 東北地方以西、四国、九州生育地 山地、観賞用に植栽される。薬用部位 樹皮花期 早春(3?4月)開花期バラ科ヤマザクラCerasus jamasakura (Siebold ex Koidz.) H.Ohba果実期ヤマザクラの生薬