ブックタイトル青葉山植物図鑑
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青葉山植物図鑑
アアカマツ〈日本薬局方収載植物〉高浜町の薬草各論ミミシサイコ特 徴 多年草で、草丈40 ~ 70cm になる。茎は直立して中部以上で分枝し、全株無毛。葉は互生して広線形か線形で、平行脈が数条あり全縁で硬質。花期には、茎頂に複散形花序をつくり、小さな黄色の5弁花を多数開く。果実は長さ2.5cm ほどの楕円形で、褐色に熟す。生薬名 柴サイ胡コ(根 局※)効 用 漢方処方用薬で、往来寒熱、胸脇苦満などを目標に少陽病の主薬とされる。肝気の鬱結により起こる症状(眩暈、耳鳴り、感情の昂りなど)を改善する。内臓下垂(胃、子宮、直腸など)している状態を改善する(昇提)。多くの漢方処方に用いられ、代表的なものは大・小柴胡湯、柴胡桂枝湯、抑肝散、乙字湯、補中益気湯などがある。調製法 10 ~ 11 月に根を堀あげ、水洗いして乾燥する。※ 【日局】 柴胡 本品はミシマサイコBupleurum falcatum Linne(Umbelliferae)の根である。本品は定量するとき、換算した生薬の乾燥物に対し、総サポニン(サイコサポニンa 及びサイコサポニンd)0.35%以上を含む。利用部位根和名 三島柴胡分布 本州、四国、九州の日当たりのよい山野に稀に自生する。生育地 薬用として畑地に栽培される。薬用部位 根花期 秋(9~ 10 月)ミシマサイコの生薬生育期セリ科ミシマサイコBupleurum stenophyllum (Nakai) Kitag.