ブックタイトル青葉山植物図鑑
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青葉山植物図鑑
〈日本薬局方収載植物〉高浜町の薬草各論ママツ属特 徴 常緑針葉高木で、樹高は30 ~ 40m になる。雌雄同株。山野の日の当たる場所に自生し、また植林される有用樹。樹皮にはべっこう状の割れ目ができる。葉の形は細長い針状で2本が対になって双生する。夏期の樹皮に傷をつけると粘着性の樹脂を滲出し、これを集めたものはテレピンチナと呼ばれ、流動性があり、皮膚刺激作用があるので吸い出し膏、または軟膏、硬膏の基材として用いられる。生薬名 ロジン(樹脂 局※)、松葉効 用 精油分は皮膚の刺激作用があるといわれリュウマチ、脚気、凍傷の予防・治療によい。クエルセチンとVitC は血管壁強化作用があり、中風、高血圧症の予防に松葉酒を飲用する。松葉酒を1回20mL、1日3回服用する。ロジンは絆創膏の粘着付与剤として用いられる。他、野球などのスベリ防止剤として用いられる。調製法 必要に応じ葉を採取し利用する。※ 【日局】 本品はPinus 属諸種植物(Pinaceae)の分泌物から精油を除いて得た樹脂である。利用部位和名 赤松 別名 メマツ(女松)分布 北海道東北部を除く日本各地生育地 山地薬用部位 葉、松脂花期 春(4月頃)アカマツクロマツ樹 脂 葉マツ科マツ属Pinus