ブックタイトル青葉山植物図鑑

ページ
77/268

このページは 青葉山植物図鑑 の電子ブックに掲載されている77ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

青葉山植物図鑑

アアカマツ〈日本薬局方収載植物〉高浜町の薬草各論ホホオノキ特 徴 落葉高木で、樹高は20m、径は1m に達する。枝が少なくまっすぐな樹形となる。葉は互生し枝先に集まり、長さ10 ~ 40cm の大型の倒卵形で、裏面は白色を帯び、軟毛が散生する。花期には、枝先に大輪で芳香ある白色花を開く。果実は袋果が集まった集合果で、熟すと多数の袋果の中から赤い種子が糸で垂れ下がる。生薬名 厚コウ木ボク(樹皮 局※)効 用 漢方では、気を下し、腹痛、脹満、喘咳の改善を目的に桂枝加厚朴杏仁湯、大・小承気湯、半夏厚朴湯、梔子厚朴湯、平胃散などの処方に用いられる。民間的には、健胃・利尿・収斂薬として腹痛、嘔吐、下痢、胸腹部の膨満感などに用いられるれ、1日量5~8g を煎じて3回に服用する。調製法 夏の土用に樹皮を剥いで乾燥する。※ 【日局】 厚朴 本品はホオノキMagnolia obovata Thunberg (Magnoliahypoleuca Siebold et Zuccarini)、Magnolia officinalis Rehder etWilson 又はMagnolia officinalis Rehder et Wilson var. biloba Rehderet Wilson(Magnoliaceae)の樹皮である。本品は定量するとき、マグノロール0.8%以上を含む。利用部位樹 皮和名 朴の木分布 日本各地生育地 山地薬用部位 樹皮花期 春(5?6月)果実期モクレン科ホオノキMagnolia obovata Thunb.ホオノキの生薬