ブックタイトル青葉山植物図鑑

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概要

青葉山植物図鑑

〈日本薬局方収載植物〉高浜町の薬草各論ホボウフウ特 徴 多年草で、草丈は30 ~ 80cm になる。根は垂直に伸びて長い。茎は直立し数回叉さ状に分枝し、葉は卵形で2~3回羽状に深裂し、裂片は細長く尖る。根生葉は群生し、長い柄がある。花期には茎頂に複散形花序をつけ、小さい白色花を開く。果実は扁広楕円形。生薬名 防ボウ風フウ(根及び根茎 局※)効 用 漢方処方用薬であり、発汗・解熱・鎮痛作用があり、感冒、頭痛、身体疼痛を改善する薬方に用いる(十味敗毒湯、荊防敗毒散、上防風湯、荊芥連翹湯、消風散、経活血湯など)。調製法 収穫は春と秋が可能であるが、原則秋に収穫する。根を掘り取り、茎、葉を取り去り、泥を除いて陰干しする。※ 【日局】 防風 本品はSaposhnikovia divaricata Schischkin(Umbelliferae)の根及び根茎である。利用部位根及び根茎和名 防風分布 中国原産生育地 畑地に栽培される。薬用部位 根及び根茎花期 夏?秋(8?9月)旺盛な生育期セリ科ボウフウSaposhnikovia divaricata (Turcz.) Schischk.ボウフウの生薬花部