ブックタイトル青葉山植物図鑑
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青葉山植物図鑑
〈日本薬局方収載植物〉高浜町の薬草各論ヒビワ特 徴 常緑高木で、樹高は10m に達する。葉は大形の長楕円形で、表面はつやがあり、裏面に灰褐色の毛が密生する。花期に、枝先にやや黄色味を帯びた白い五弁の小花を咲かせ、芳香がある。翌年初夏に、球形から卵形をした黄橙色の実をつける。果実は花托が肥厚した偽果で、全体が薄い産毛に覆われている。果実の中には大きな赤褐色の種子が数個ある。生薬名 枇ビ杷ワ葉ヨウ(葉 局※)効 用 漢方処方では、抗炎症・抗菌作用があり、鎮咳・去痰・利尿・健胃薬として、長びく咳、暑気あたり、浮腫などに用いる(辛夷清肺湯など)。民間では、下痢止めに1日量20g を煎じて服用する。湿疹、あせもには煎じた液で患部を洗う。暑気払いには浴湯料として利用する。調製法 9月上旬に葉を採取し、葉裏の毛をとり除き陰乾する。※ 【日局】 枇杷葉 本品はビワEriobotrya japonica Lindley(Rosaceae)の葉である。利用部位葉和名 枇杷分布 四国、九州の暖地に自生生育地 果樹として広く植栽される。薬用部位 葉花期 晩秋から冬(11 ?1月)ビワの生薬葉の状態バラ科ビワEriobotrya japonica (Thunb.) Lindl.開花期果実