ブックタイトル青葉山植物図鑑
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青葉山植物図鑑
〈日本薬局方収載植物〉高浜町の薬草各論ハハマボウフウ特 徴 多年草で、草丈は5~ 10cm になる。葉は砂に平伏するように展開し、茎もあまり高く伸びない。根はゴボウに似て非常に長く、地中深く伸びる。葉は1~2回3出複葉で、葉身は濃緑色で厚い。葉柄は赤みを帯びる。花期には約40cm の花茎を伸ばし、茎頂に複散形花序をつけ、白色の小花が密に開く。生薬名 浜ハマ防ボウ風フウ(根及び根茎 局※)効 用 発汗、解熱、鎮痛薬として感冒などに用いる。1日量5~8gを煎じて服用する。また、屠蘇散に配合される。調製法 真夏の気温の高いときに採取し、水洗いしてから風通しのよい所で陰干しにする。かびやすいので、陰干しで乾燥したあと、仕上げの意味で日光で1日ほど干す。※ 【日局】 浜防風 本品はハマボウフウGlehnia littoralis Fr. Schmidt exMiquel(Umbelliferae)の根及び根茎である。利用部位根及び根茎和名 浜防風分布 日本各地生育地 海岸の砂浜薬用部位 根及び根茎花期 初夏開花期セリ科ハマボウフウHibiscus hamabo Siebold et Zucc.ハマボウフウの生薬