ブックタイトル青葉山植物図鑑
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青葉山植物図鑑
〈日本薬局方収載植物〉高浜町の薬草各論ハハトムギ特 徴 一年草で草丈は1~ 1.5m になる。茎は直立し、剛直で根から数本叢生する。葉は互生し細長い披針形で、下部は葉鞘となって茎を抱く。花期には葉腋に穂状花序をつくり、数個の花を開く。果実は苞が暗褐色の堅い果実状となり、中に薄い果皮に包まれた種子がある。日本在来種のジュズダマとは同種で、本種は栽培用の変種である。穎えい果かはジュズダマのように硬くなく、指で押せば割れる程度である。生薬名ヨク苡イ仁ニン(種皮を除いた成熟種子 局※)、鳩麦(成熟種子)効 用 利尿、排膿、消炎、鎮痛、滋養薬として、浮腫、皮膚の荒れ、イボ、身体の疼痛、リュウマチ、神経痛などに応用する。10 ~ 30g を1日量として煎じお茶代わりに服用する(イボとり、美肌)。苡仁10g と十薬20 ~ 30g を煎じてお茶がわりに飲む(血圧症)。また健康食品としても多用される。調製法 9~ 10 月頃に果実の成熟した頃に刈り取り、2~3日乾燥し脱穀して製する。鳩麦はそのまま日干しにする。※ 【日局】 ?苡仁 本品はハトムギCoix lacryma-jobi Linne var. mayuen Stapf(Gramineae)の種皮を除いた種子である。利用部位種皮を除いた成熟種子成熟種子和名 鳩麦分布 東南アジア原産生育地 水田や畑地で植栽される。薬用部位 種子花期 夏?秋(8?10 月)ハトムギの生薬果実期イネ科ハトムギCoix lacryma-jobi L. var. ma-yuen (Roman.)Stapf苡仁