ブックタイトル青葉山植物図鑑

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概要

青葉山植物図鑑

アアカマツ〈日本薬局方収載植物〉高浜町の薬草各論ハハッカ特 徴 多年草で草丈は30 ~ 60cm になる。地下茎を伸ばして繁殖するため、群生することが多い。茎の断面は四角く全体に少し毛があり、芳香がある。葉は対生し、長楕円形で鋸歯がある。花期には、茎上部の葉腋に多数の淡紫色の小花が輪状に固まってつく。セイヨウハッカはヨーロッパ原産で、ペパーミントとしてよく知られる。これは全株が無毛で、花は茎の頂端に穂状につくことで区別される。生薬名 薄ハッ荷カ(地上部 局※)、薄ハッ荷カ葉ヨウ効 用 鎮痙・駆風・清涼・興奮作用があり、感冒や皮膚疾患などを改善する薬方に配合される。1日量10g を煎じて服用する。また、家庭薬にも配合され、メントール・ハッカ油の製造原料とする。ハッカ油は香料、清涼剤として食品、化粧品などに広く利用される。調製法 6~8月に採取し、風通しのよい所で陰干しする。※ 【日局】 薄荷 本品はハッカMentha arvensis Linne var. piperascensMalinvaud(Labiatae)の地上部である。利用部位地上部 葉和名 薄荷分布 日本各地生育地 湿った原野、薬用他として栽培される。薬用部位 地上部花期 夏から秋(8?10 月)ハッカの生薬セイヨウハッカの開花期シソ科ハッカMentha canadensis L. var. piperascens (Malinv.ex Holmes) H.Haraハッカの開花期