ブックタイトル青葉山植物図鑑
- ページ
- 67/268
このページは 青葉山植物図鑑 の電子ブックに掲載されている67ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは 青葉山植物図鑑 の電子ブックに掲載されている67ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
青葉山植物図鑑
アアカマツ〈日本薬局方収載植物〉高浜町の薬草各論ハハシリドコロ特 徴 全体にアルカロイドを含む毒草で、誤食すると走りまわって苦しむので和名が付いた。多年草で草丈は30 ~ 60cm。茎葉直立し、まばらに分枝する。葉は大形の楕円状卵形で、先は尖る。葉柄をもち、全縁で柔らかい。地下茎は横に這い、太くくびれがある塊となる。花期に、葉腋から1個ずつ鐘形の花を下垂する。生薬名 莨ロート根コン(根茎及び根 局※)効 用 専らロートエキスの製造原料とする。ロートエキスは胃酸過多、胃痛、胃痙攣、十二指腸潰瘍、痙攣性便秘などに消化液分泌抑制として、風邪に鼻粘液分泌抑制、鎮痙薬として応用する。毒性が強いので家庭では用いないこと。調製法 6~7月頃採取し、水洗後天日乾燥する。本品を日局エキス剤の製法によりエキスを製する。※ 【日局】 本品はハシリドコロScopolia japonica Maximowicz、Scopoliacarniolica Jacquin 又はScopolia parviflora Nakai(Solanaceae)の根茎及び根である。本品を乾燥したものは定量するとき、総アルカロイド[ヒヨスチアミン(C17H23NO3:289.37)及びスコポラミン(C17H21NO4:303.35)]0.29% 以上を含む。利用部位根茎及び根和名 走野老分布 本州、四国生育地 山地の湿った林下薬用部位 根茎及び根花期 春ハシリドコロの生薬旺盛な生育期ナス科ハシリドコロScopolia japonica Maxim.根の状態開花期