ブックタイトル青葉山植物図鑑
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青葉山植物図鑑
〈日本薬局方収載植物〉高浜町の薬草各論ノノイバラ特 徴 落葉低木で、高さ2m 位になる。茎は分枝し直立するが、他のものに寄りかかって這い登ることも多い。托葉の基部に1対の鋭いとげがある。葉は互生で奇数羽状複葉。小葉は3~4対、卵形または長楕円形で頂小葉は側小葉より少し大きい。花期には枝先の円錐花序をつけ、芳香のある白い花を多数開く。果実のように見えるのは偽果で、萼筒が肥大して液果状になったもの。直径6~9mm の卵球形で、9~ 11 月に赤く熟す。生薬名 営エイ実ジツ(偽果 局※)効 用 利尿・瀉下薬として便秘症、腎臓炎、浮腫などに用いられる。症状に応じて1日量2~5g を煎じて3回に服用する。調製法 夏の終わりから秋にかけて、偽果又は果実を採集し、天日で乾燥する。※ 【日局】 本品はノイバラRosa multiflora Thunberg (Rosaceae)の偽果又は果実である。利用部位偽 果和名 野茨、野薔薇分布 日本各地生育地 河原や原野、荒地など薬用部位 偽果、種子花期 春(5~6月)開花期バラ科ノイバラRosa multiflora Thunb.ノイバラの生薬