ブックタイトル青葉山植物図鑑
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青葉山植物図鑑
アアカマツ〈日本薬局方収載植物〉高浜町の薬草各論ナナツメ特 徴 落葉小高木で、樹高は10 ~ 15 m位になり枝に長いとげがある。葉は互生し、長楕円から卵状披針形で細かい鋸歯があり、3本の主脈が目立つ。花期には葉腋から2~3個が集まって淡黄色の小花を開く。果実は9~ 10 月に緑色から黄褐色に熟し、長円または卵形で中に核が1個ある。果肉は白から淡黄褐色で甘酸っぱい。生薬名 大タイ棗ソウ(果実 局※)効 用 緩和、強壮、利尿薬としてヒステリー症、神経衰弱などに応用される。大棗1日量3~5g を煎じて服用する(ヒステリー症、小児の夜泣きなど)。大棗は薬用としては単味で用いるよりも漢方処方に配剤される方が多く、他の生薬の作用を穏かにするために他の生薬と配合した漢方薬が多くある。また、滋養強壮、鎮静作用、利尿、むくみ、咳、健胃、不眠症、精神不安に効果がある。酒剤では、1日30mL を限度に、就寝直前に服用するとよい(滋養強壮)。調製法 果実はよく熟したものを用いて、日干しにし、また蒸して再び日干しにして乾燥させて仕上げる。酒剤では、大棗300g、グラニュー糖150g をホワテトリカー1.8L に漬け、2か月以上冷暗所においてから、布でこす。※ 【日局】 大棗 本品はナツメZizyphus jujuba Miller var. inermis Rehder(Rhamnaceae)の果実である。利用部位果 実和名 夏芽分布 南ヨーロッパ、西アジアの原産生育地 薬用や庭木として栽培される。薬用部位 果実花期 春(4 ~ 5 月)開花期クロウメモドキ科ナツメZiziphus jujuba Mill. var. inermis (Bunge) Rehderナツメの生薬果実期