ブックタイトル青葉山植物図鑑

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概要

青葉山植物図鑑

アアカマツ〈日本薬局方収載植物〉高浜町の薬草各論トトウガラシ特 徴 一年生で、草丈は40 ?60cm になる。茎は多数分枝して広がり、全体にやや無毛。葉は互生し、長柄で卵状披針形。花期には、上部の葉腋に白色の5弁花を開く。果実は緑色の披針形で、上向きにつける。果実は熟すると通常鮮やかな赤色となるが、多くの品種があり黄色や黒紫色に熟すものもある。生薬名 蕃バン椒ショウ(成熟果実 局※)効 用 辛味性健胃薬として食欲増進、消化促進、唾液分泌促進、強壮などに効果がある。粉末にして0.2 ?0.5g を1日3回に分けて服用する(辛味性健胃薬)。皮膚刺激薬として外用する。調製法 秋に果実を収穫後に風通しのよい場所で十分乾燥して、種子を取り去り、さらによく乾燥する。トウガラシを刻み、その全量の約4倍の45 度のホワイトリカーを加え、20 ?30 日ほど冷暗所においたのち、布でこしてトウガラシチンキをつくり、痛む部分に塗布する(神経痛)。※ 【日局】 蕃椒 本品はトウガラシCapsicum annuum Linne(Solanaceae)の果実である。本品は定量するとき、換算した生薬の乾燥物に対し、総カプサイシン((E)-カプサイシン及びジヒドロカプサイシン)0.10%以上を含む。利用部位成熟果実和名 唐辛子分布 南アメリカ原産生育地 畑地に栽培される。薬用部位 果実花期 夏(6~9月)開花期ナス科トウガラシCapsicum annuum L.トウガラシの生薬