ブックタイトル青葉山植物図鑑

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概要

青葉山植物図鑑

〈日本薬局方収載植物〉高浜町の薬草各論チチガヤ特 徴 群生する多年草で、草丈は30 ?60cm になる。根茎は堅く白色で地中深く横走する。茎は細く節に毛があり、線形の葉を互生する。花期は葉の展開前で、花茎を伸ばし茎頂に円柱状の円錐花序をつくる。花穂は真っ白の綿毛に包まれていてよく目立つ。生薬名 茅ボウ根コン(根茎 局※)効 用 利尿・消炎・止血薬として吐血、鼻血、血尿などに用いる。1日量3?9g を煎じて食後に服用する。また、1日量12g を煎じて服用すると水腫、黄疸、腎炎、急性肝炎に効果がある。調製法 11 月頃に根茎を掘り、ひげ根を除いて日干しにする。※ 【日局】 茅根 本品はチガヤImperata cylindrica Beauvois(Gramineae)の細根及びりん片葉をほとんど除いた根茎である。利用部位根 茎和名 茅草分布 日本各地生育地 耕地の周辺や田のあぜ、海岸の草原など薬用部位 根茎花期 春~初夏(4~6月)チガヤの生薬開花期イネ科チガヤImperata cylindrica (L.) Raeusch. var. koenigii(Retz.) Pilg.