ブックタイトル青葉山植物図鑑

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概要

青葉山植物図鑑

アアカマツ〈日本薬局方収載植物〉高浜町の薬草各論ススイカズラ特 徴 半常緑のつる性低木。若枝には短毛を密生する。葉は対生し、長楕円形で全縁、先端はあまり尖らず、基部は切形または広いくさび形。冬も落葉せず内側に巻く。花期には葉腋に甘い香りのする白い花を2個ずつつける。花はのちに黄色になり、金銀に見立てた。果実は球形で秋に黒く熟す。生薬名 忍ニン冬ドウ(葉及び茎 局※)、金キン銀ギン花カ(花蕾)効 用 漢方処方では、忍冬を解熱・消炎・利尿薬として化膿症、浄血、関節炎などに用いられる(治頭瘡一方など)。民間では、膀胱炎、淋疾、腎臓炎に花・葉茎とも1日量約10g を煎じて服用する。葉は忍冬茶として、お茶に代用する。調製法 秋~冬に葉のついた蔓を刈り取り、日干しにして乾燥する。花は初夏に蕾を摘み取って乾燥する。葉は花の採取直後、あるいは同時に摘み取って陰乾する。※ 【日局】 忍冬 本品はスイカズラLonicera japonica Thunberg(Caprifoliaceae)の葉及び茎である。利用部位葉 茎 花 蕾和名 忍冬分布 日本各地生育地 山野薬用部位 葉及び茎、花蕾花期 初夏(5~6月)スイカズラの生薬開花期スイカズラ科スイカズラLonicera japonica Thunb.