ブックタイトル青葉山植物図鑑
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青葉山植物図鑑
アアカマツ〈日本薬局方収載植物〉高浜町の薬草各論ササンシュユ特 徴 享保年間に薬用として日本へ渡来したが、今日では花木として栽植される落葉小高木。樹高は4m位になる。葉は対生し、枝先に集まってつく。葉身は広卵形から卵状広楕円形。全縁で先は尾状に鋭く尖る。花期は葉の展開前で、前年の枝先に散形花序をつけ、黄色の小花を多数開く。果実は長さ1~2cm の楕円形の核果で赤く熟する。生薬名 山サン茱シュ萸ユ(種子を除いた果肉 局※)効 用 滋養、強壮、収斂薬として、補腎、盗汗、尿利頻数、腰膝疼痛、月経不止に応用する(八味地黄丸など)。また酒に浸して山茱萸酒をつくり、めまい、耳鳴り、インポテンツ、遺精、頻尿、老人の夜尿症などに用いる。山茱萸酒1回量20 ~ 30mL を1日3回服用する。調製法 山茱萸の種子を除き乾燥したもの200g とほぼ同量の氷砂糖をホワイトリカー1.8L に漬け込み2~3か月冷暗所において、材料を引き上げ、こしてから飲用する。※ 【日局】 山茱萸 本品はサンシュユCornus officinalis Siebold et Zuccarini(Cornaceae)の偽果の果肉である。本品は定量するとき、換算した生薬の乾燥物に対し、ロガニン0.4%以上を含む。利用部位種子を除いた果肉和名 山茱萸分布 中国と朝鮮半島の原産生育地 庭木などに栽培される。薬用部位 果肉花期 早春(3~4月)サンシュユの生薬果実期開花期ミズキ科サンシュユCornus officinalis Siebold et Zucc.