ブックタイトル青葉山植物図鑑
- ページ
- 46/268
このページは 青葉山植物図鑑 の電子ブックに掲載されている46ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは 青葉山植物図鑑 の電子ブックに掲載されている46ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
青葉山植物図鑑
〈日本薬局方収載植物〉高浜町の薬草各論ササラシナショウマ特 徴 多年草で、草丈は50 ~ 150cm になる。地下茎は太く横に這う。根出葉は大形で3回3出複葉、小葉は卵形で鋭い鋸歯があり、先端は急に尖る。花期には、茎頂に長さ約30cm の細長い総状花序をつけ、白色の小花を密に開く。花弁や萼片は早い時期に落ち、白色の多数の雄しべが残り、試験管ブラシに似る。生薬名 升ショウ麻マ(根茎 局※)効 用 漢方処方用薬で、発汗・解熱作用があり、感冒、はしか、のどの腫れ、痔を治療する薬方に配合される(升麻葛根湯、補中益気湯、乙字湯、辛夷清肺湯など)。口内炎や扁桃腺炎には煎液でうがいをする。調製法 秋に根茎を掘り採り、水洗しながらヒゲ根を除き充分乾燥する。※ 【日局】 升麻 本品はサラシナショウマCimicifuga simplex Turczaninow、Cimicifuga dahurica Maximowicz、Cimicifuga foetida Linne又はCimicifuga heracleifolia Komarov(Ranunculaceae)の根茎である。利用部位根 茎和名 晒菜升麻分布 日本各地生育地 山地の林床や草地薬用部位 根茎花期 夏(8~ 10 月)サラシナショウマの生薬若苗キンポウゲ科サラシナショウマCimicifuga simplex (DC.) Wormsk. ex Turcz.開花期