ブックタイトル青葉山植物図鑑

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概要

青葉山植物図鑑

〈日本薬局方収載植物〉高浜町の薬草各論コゴマ特 徴 古くから栽培される一年草。春に種子をまき秋に収穫する。茎は四角で直立し、草丈は1m位。葉は長柄があり長楕円形。花期には、葉腋に淡紫色を帯びた白色の鐘状の花をつける。果実は円柱状で、中に多数の種子をもつ。種子は品種によって白・黒・淡黄色など様々な色がある。生薬名 胡ゴ麻マ子シ(種子 局※)効 用 本朝食鑑(1697 年)には「黒胡麻は腎に作用し、白胡麻は肺に作用する。倶に五臓を潤し、血脈をよくし、大腸、小腸の調子を整える」と記述されている。ここでいう腎とは、性欲をつかさどる臓器を指す。Sesamin などのリグナン成分に肝保護作用やコレステロール吸収抑制効果が期待され、健康食品素材として利用される。黒ゴマを炒り、ゴマひき器で砕いたもの(すり鉢ですってもよい)に、ごく少量の食塩を加え、茶さじ1杯ずつ、朝夕の食後に服用する(強壮)。調製法 秋に種子を採取し、選別後保存する。※ 【日局】 胡麻 本品はゴマSesamum indicum Linne (Pedaliaceae)の種子 である。利用部位種 子和名 胡麻分布 インドまたはエジプト原産といわれる。生育地 畑地で栽培される。薬用部位 種子花期 夏ゴマの生薬開花期ゴマ科ゴマSesamum orientale L. Sesamum indicum L.