ブックタイトル青葉山植物図鑑
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青葉山植物図鑑
〈日本薬局方収載植物〉高浜町の薬草各論ココブシ特 徴 落葉高木で、樹高は約18m、幹の直径は60cm に達する。葉は互生し、葉身は広倒卵形で表面は無毛、裏面は脈上に微毛がある。葉縁は波状か全縁。花期は葉の展開前で、枝先に芳香のある白い花が開く。花弁は6枚で、基部は紅色を帯びる。花のすぐ下に1枚の若葉を伴うことが多い。果実は不規則に合わさった集合果。生薬名 辛シン夷イ(花蕾 局※)効 用 漢方処方用薬で、発散・排膿作用があり、頭痛・頭重をともなう鼻炎・蓄膿症などを治療する薬方に配合される(葛根湯加川辛夷、辛夷清肺湯など)。調製法 開花直前の3月下旬~4月上旬頃に花の蕾を採り陰乾する。※ 【日局】 辛夷 本品はタムシバMagnolia salicifolia Maximowicz、コブシMagnolia kobus De Candolle、Magnolia biondii Pampanini、Magnoliasprengeri Pampanini 又はハクモクレンMagnolia heptapeta Dandy(Magnolia denudata Desrousseaux)(Magnoliaceae)の蕾である。利用部位花 蕾和名 辛夷分布 日本各地生育地 山地、観賞用に公園などにも植栽される。薬用部位 花蕾花期 春(3~5月)コブシの生薬果実期モクレン科コブシMagnolia kobus DC.開花期つぼみ