ブックタイトル青葉山植物図鑑
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青葉山植物図鑑
〈日本薬局方収載植物〉高浜町の薬草各論ククヌギ特 徴 落葉高木で、樹高は約15m、径60cm に達する。樹皮は灰褐色で、やや深めに不揃いに割れる。葉は互生し、葉身は長楕円状披針形で鋭尖頭。縁には針状の鋸歯がある。花期は葉の展開と同時で、雄花序は昨年枝の下部に穂状花序を多数下垂し、雌花は上部の葉腋に1~3個つく。果実は、堅果で、翌年の秋に熟す。直径2cm と大型で、下半分はお椀型の殻斗に包まれる。生薬名 樸ボクソク(樹皮 局※)効 用 主に漢方処方で用いられ、収斂作用があり、皮膚病・痔疾・下痢・下血などを改善する薬方(十味敗毒湯、治打撲一方)に配合される。打撲には、樸の煎じ液を患部に塗布する。調製法 夏に樹皮を剥ぎ取り、日干しにして乾燥する。※ 【日局】 樸? 本品はクヌギQuercus acutissima Carruthers、コナラQuercus serrata Murray、ミズナラQuercus mongolica Fischer exLedebour var. crispula Ohashi 又はアベマキQuercus variabilis Blume(Fagaceae) の樹皮である。利用部位樹 皮和名 櫟、椚、橡分布 本州、四国、九州生育地 暖帯の山地薬用部位 樹皮花期 春(4~5月)クヌギの生薬開花期ブナ科クヌギQuercus acutissima Carruth.ミズナラコナラ果実