ブックタイトル青葉山植物図鑑

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概要

青葉山植物図鑑

アアカマツ〈日本薬局方収載植物〉高浜町の薬草各論ククチナシ特 徴 常緑低木で、樹高は1~2m になる。葉は対生し時に三輪生となり、長楕円形、時にやや倒卵形を帯び表面に強いつやがある。花期には、葉腋から短い柄を出し、強い芳香のある花を咲かせる。花弁は開花当初は白色だが、徐々に黄色に変わっていく。果実は倒卵形で、10 ~ 11 月頃に赤黄色に熟す。生薬名 山サン梔シ子シ(果実 局※)効 用 消炎・止血・利胆・解熱・鎮静薬として、充血、吐血、煩燥、黄疸、炎症、高血圧などを改善する漢方処方に用いられる(茵蒿湯、黄連解毒湯、温清飲など)。また、飲食物の天然黄色着色料の原料として需要が多い。調製法 完熟果実を摘み取り、果柄及びがくを除去して、湯通し又は蒸した後、乾燥する。※ 【日局】 山梔子 本品はクチナシGardenia jasminoides Ellis(Rubiaceae)の果実である。本品は換算した生薬の乾燥物に対し、ゲニポシド3.0%以上を含む。利用部位果 実和名 梔子、巵子、支子分布 静岡県以西、四国、九州生育地 照葉樹林の下、観賞用に植栽される。薬用部位 果実花期 初夏(6~7月)開花時アカネ科クチナシGardenia jasminoides Ellis果実クチナシの生薬水梔子山梔子