ブックタイトル青葉山植物図鑑
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青葉山植物図鑑
〈日本薬局方収載植物〉高浜町の薬草各論ククズ特 徴 つる性の多年草。茎は長く伸び10m 以上になり全体に褐色の細かい毛が生える。葉は三出複葉、小葉は草質で幅広く大きい、葉の裏面は白毛を密生して白色を帯びている。花期には、葉腋に穂状花序をつけ、芳香のある濃紺紫色の花を咲かせる。花後に剛毛に被われた枝豆に似ている扁平な果実を結ぶ。生薬名 葛カッ根コン(根 局※)、葛カッ花カ(花穂)効 用 よく知られた漢方薬の葛根湯の主なる生薬である。発汗・解熱・鎮痙薬として感冒その他熱性諸病、頭痛などの改善を目的に処方される。その他、升麻葛根湯、葛根黄連黄湯などにも処方される。酒毒(二日酔い)には、葛花を粉末にして湯を注ぎ服用するとよい。調製法 秋から冬にかけて根を掘りとり、周皮を除きこれを板状又はサイコロ状に切り乾燥する。花穂は開花直前に採取し乾燥する。※ 【日局】 葛根 本品はクズPueraria lobata Ohwi(Leguminosae)の周皮を除いた根である。本品は定量するとき、換算した生薬の乾燥物に対し、プエラリン(C21H20O9:416.38)2.0%以上を含む。利用部位根 花 穂和名 葛分布 日本各地生育地 山野や河川敷薬用部位 根花期 夏~秋(8~9月)根の状態マメ科クズPueraria lobata (Willd.) Ohwi開花期クズの生薬果実期