ブックタイトル青葉山植物図鑑
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青葉山植物図鑑
アアカマツ〈日本薬局方収載植物〉高浜町の薬草各論ククコ特 徴 落葉小低木で、樹高は1~3m になる。基部から群がって分枝し、茎は細くて淡汚白色、葉腋に枝の変化したとげがある。葉は互生または短枝上に5、6枚束生し倒披針形で全縁。花期には、葉腋に淡紫色の花を1~3個つける。果実は液果で、狭楕円形、熟すと紅色となって下垂する。生薬名 枸ク杞コ子シ(果実 局※1)、地ジ骨コッ皮ピ(根皮 局※2)、枸ク杞コ葉ヨウ(葉)効 用 強壮・鎮痛・鎮痙・鎮静の効果がある。漢方では、枸杞子を強壮薬として、肝腎を滋補し、虚労、腰膝の疼痛、無力感、めまい、頭痛などの症に応用される。また、地骨皮を解熱・強壮薬として、結核の潮熱、咳嗽、吐血、煩熱消渇、陰虚で多汗の症に応用する。枸杞子200g をホワイトリカー1.8L に漬けこみ約2か月後から服用する(疲労回復)。クコ茶は高血圧症・動脈硬化症の予防に有効である。調製法 果実は9~ 11 月に成熟したものを採取し、低温で温風乾燥する。葉は4~6月頃の若葉を摘み取り乾燥する。根皮は、秋から春にかけて根を掘り採り、皮を剥いだ後乾燥する。※1 【日局】 枸杞子 本品はクコLycium chinense Miller 又はLyciumbarbarum Linne(Solanaceae)の果実である。※2 【日局】 地骨皮 本品はクコLycium chinense Miller 又はLyciumbarbarum Linne(Solanaceae)の根皮である。利用部位果 実 根 皮 葉和名 枸杞分布 日本各地生育地 原野、川辺、路傍など薬用部位 成熟果実、根皮、葉花期 夏から秋(8~ 10 月)クコの生薬果実ナス科クコLycium chinense Mill.地骨皮枸杞子開花期