ブックタイトル青葉山植物図鑑

ページ
31/268

このページは 青葉山植物図鑑 の電子ブックに掲載されている31ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

青葉山植物図鑑

アアカマツ〈日本薬局方収載植物〉高浜町の薬草各論キキキョウ特 徴 花は観賞、根は薬用として古くから栽培される多年草。自生地である草原が急速に失われ、環境省によって絶滅危惧Ⅱ(VU:絶滅の危機が増大している種)に指定されている。茎は直立し高さ40 ~ 100cm、葉は互生し長卵形で縁に細かい鋸歯がある。花期には上部の葉腋に紫色の美しい花をつける。花冠は開いた鐘形で5裂、園芸品では八重咲き、白花などもある。万葉集で秋の七草によまれるアサガオはこの花といわれる。生薬名 桔キ梗キョウ根コン(根 局※)効 用 怯痰、鎮咳薬として咳嗽、気管支炎などに用い、また排膿薬として化膿性疾患、扁桃腺炎、咽喉痛などの目的で桔梗湯、排膿散などに用いられる。また、喉の薬として代表的なものであり、龍角散などに大量に消費される。調製法 秋期根を掘り採り、水洗して乾燥するもの(生干桔梗)と、コルク皮を除き乾燥するもの(晒桔梗)がある。※ 【日局】 本品はキキョウPlatycodon grandiflorum A. De Candolle(Campanulaceae)の根である。利用部位根和名 桔梗分布 日本各地生育地 温帯で日当たりのよい環境薬用部位 根花期 夏から秋キキョウの生薬根の状態キキョウ科キキョウPlatycodon grandiflorus (Jacq.) A.DC.門花期