ブックタイトル青葉山植物図鑑
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青葉山植物図鑑
〈日本薬局方収載植物〉高浜町の薬草各論キキカラスウリ特 徴 つる性の多年草。茎は細長く、巻きひげで他物によじのぼる。葉は互生し心臓形で浅い切れ込みがある。葉の表面にはやや短毛があり、濃緑色で光沢がある。雌雄異株。花期は夏の宵で、雌花は1個、雄花は数個が葉腋につく。花は白色で5弁に裂け、縁が細かく糸状になる。果実は球形で黄色に熟す。生薬名カ楼ロ根コン(根 局※)、楼仁(種子)、天花粉(根の澱粉)効 用 楼根は専ら漢方処方薬で、解熱・止渇・消腫薬として咽喉痛、呼吸器病の解熱、口渇、去痰などを目的に柴胡桂枝乾姜湯、柴胡清肝湯、楼桂枝湯などに用いられる。民間では催乳、解熱、利尿、咳止めに用いられ、1日量3~5g を煎じて服用する。天花粉は小児の皮膚病や汗しらずなどに外用される。調製法 秋期に根を掘り取り、水洗してコルク皮を除き刻んで乾燥する。※ 【日局】 本品はTrichosanthes kirilowii Maximowicz、キカラスウリTrichosanthes kirilowii Maximowicz var. japonica Kitamura 又はオオカラスウリTrichosanthes bracteataVoigt(Cucurbitaceae)の皮層を除いた根である。利用部位根 種 子 根の澱粉和名 黄烏瓜分布 日本各地生育地 山野や荒れ地薬用部位 根花期 夏(8~9月)キカラスウリの生薬開花期成熟前の果実ウリ科キカラスウリTrichosanthes kirilowii Maxim. var. japonica(Miq.) Kitam.これはカラスウリ