ブックタイトル青葉山植物図鑑

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概要

青葉山植物図鑑

青葉山植物図鑑の完成について高浜町 町長 野瀬 豊  青葉山は福井県と京都府にまたがる標高693mの「若狭富士」とも呼ばれる風光明媚な山で、住民やトレッカーが訪れるなど観光スポットとして有名です。一方、青葉山は古くから植物も分布に特徴があり、植物の南の要素と北の要素が入り混じり独特の植物相が形成されていると言われています。今回、青葉山の植物資源調査を行ったことで、薬効を持った有用植物が400品目以上確認され、「健康長寿のまちづくり」事業を進める当町としましても、大きな財産を得たと感じております。また、青葉山の誇らしく、環境保全の必要性を再認識できるよい機会となりました。今後、青葉山麓研究所が中心となり、環境保全・産業事業・歴史文化の保全・自然教育活動を充実し、地域の宝である青葉山を守っていただければと思います。 さて、高浜町では青葉山の有用植物がきっかけとなり、平成27年度より薬草の試験栽培に着手し、僅かながらではありますが2品目の出荷に至っております。また、国内では高浜町でしか生産栽培していない貴重なゴシュユや県域準絶滅危惧種に指定されているコウホネの群生地などもあり、薬草事業の広がりに心を躍らせております。こうした自然の恵みが今回の図鑑作成に繋がりました。今後、更なる高浜町発展のため、青葉山植物図鑑が高浜町の枠を超え活躍することを楽しみにしております。 最後になりましたが、図鑑作成にあたり、東京生薬協会をはじめ、青葉山麓研究所など多くの方にご協力を賜り感謝申し上げます。