ブックタイトル青葉山植物図鑑
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青葉山植物図鑑
高浜町の有毒植物各論ムムラサキツメクサ/ヤマアイ特 徴 明治の初めに牧草として導入された。多年草で、草丈は30 ~ 70cm。全体に毛がある。葉は互生し長い柄があり3小葉からなる掌状。花期には、短い柄の先に多数の蝶形花冠が集まって咲く。花は淡紅色で、旗弁の先は円形になる。生薬名 紅コウ車シャ軸ジク草ソウ(花穂および茎葉)毒 性 薬用では、民間で止咳・止喘・去痰薬として百日咳、気管支炎などに用いられる。イソフラボン類(ビオカニンA・B)、フラボノイド類(ベクトリナリン、プラトレチンなど)などを含有。家畜が本植物を食すると光線過敏性皮膚炎、毛髪の球状化を起こし食欲減退などの中毒症状を起こすことがあり、青酸性窒素化合物が原因とする説がある。和名 紫詰草 別名 アカツメクサ分布 ヨーロッパ原産生育地 路傍や草地有毒部位 花穂、茎葉花期 初夏~初秋(5~8月)開花期特 徴 常緑多年草で、草丈は30 ~ 40cm になる。雌雄異株。葉は対生し托葉があり有柄で、葉身は長楕円状披針形で鋸歯がある。葉の表面とふちには粗い毛があり、裏面は無毛。花期には、枝先の葉腋から穂状花序を出し緑色の小さな花を開く。生薬名 大タイ青セイ(茎葉)毒 性 解熱、清熱の作用があるとされるが、薬用の用途はほとんどなく、主な用途は藍染料であった。誤食すると、吐き気を催したり、腹痛、麻痺、 昏睡などの中毒症状を起こす危険がある。和名 山藍分布 本州、四国、九州生育地 山地の林内に群生する。有毒部位 全草花期 春(3~5月)開花期花 穂 茎 葉全 草マメ科ムラサキツメクサTrifolium pratense L.トウダイグサ科ヤマアイMercurialis leiocarpa Siebold et Zucc.有毒部位有毒部位