ブックタイトル青葉山植物図鑑

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概要

青葉山植物図鑑

高浜町の有毒植物各論ホホツツジ/ホルトソウ特 徴 落葉低木で、樹高は1~2m になる。葉は枝に互生し、葉の形は楕円形で長さ5cm、先端は尖り、縁は全縁。花期には、枝先に円錐花序をつけ、花弁の色はやや赤みを帯びた白色で、3~4枚が反り返って丸まる。雌しべは長くほぼ真っすぐに伸びる。毒 性 全株にグラヤノトキシンⅠ~Ⅲなどを含む。誤食すると、嘔気、頭痛、発汗、酩酊昏睡、痙攣などを引き起こす。これらの毒は花粉にも含まれ、蜂蜜に混入して食中毒を起こすことがある。和名 穂躑躅分布 日本各地生育地 日当たりのよい山地有毒部位 全株花期 夏~初秋(7~9月)開花期特 徴 越年草で、草丈は1~ 1.5m になる。全体平滑で無毛、暗緑色で白粉を帯びる。傷つけると白色の乳液を出す。葉は全縁で葉柄がなく十字対生し、下面は蒼白色。茎の下部の葉は線形で先は丸く、上部の葉は長卵形で先は鋭く尖る。花のように見えるのは花序である。さく果は3分果に分れていて球形となる。生薬名 続随子(種子)毒 性 薬用では、圧搾して油分を除いた続随子を下剤・利尿剤として用いられた。ユーホルビァステロイド、オイフォルビン、オイフォルベチン、クマリン、エスクレチンなどを含有する。続随子の脂肪油は胃腸を刺激して、蓖麻子油の約3倍の強さで峻下を起こさせるが、この強い作用はユーフォルビァステロイドによるものと考えられる。茎から出る乳液は、肌に触れるとかぶれる場合がある。和名 続随子草分布 ヨーロッパ原産生育地 庭などに栽培される。有毒部位 液汁、種子花期 春(4月頃)果実期有毒部位有毒部位ツツジ科ホツツジElliottia paniculata (Siebold et Zucc.)Hook.f.トウダイグサ科ホルトソウEuphorbia lathyris L.全 草液 汁 種 子