ブックタイトル青葉山植物図鑑
- ページ
- 261/268
このページは 青葉山植物図鑑 の電子ブックに掲載されている261ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは 青葉山植物図鑑 の電子ブックに掲載されている261ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
青葉山植物図鑑
ア●●●● 高浜町の有毒植物各論ホホオズキ/ボタンヅル特 徴 多年草で、草丈は40 ~ 90cm になる。長い地下茎で繁殖する。葉は互生し、節ごとに2枚一組の葉がつく場合が多い。葉は広卵形で、やや欠刻状の大きな鋸歯がある。花期には、葉腋に白色の5弁花を1個つける。花後に萼片は大きくなって果実を包み、熟すと鮮明な朱赤色になる。生薬名 酸サン漿ショウ(全草)、酸漿根、酸漿子毒 性 薬用では、鎮咳・解熱・利尿薬として発熱、黄疸、水腫、扁桃腺炎、湿疹などに用いる。全草にヒストニン、ソラニン、フィザリン、ルテオリンなどを含有する。中毒すると嘔気、嘔吐、下痢、腹痛、胃炎、頭痛、食欲減退、溶血作用、呼吸困難、興奮、流産などの症状を引き起こす。和名 鬼灯分布 日本各地生育地 山地に稀に生え、人家にも植えられる。有毒部位 全草花期 初夏(6~7月)果実期特 徴 落葉つる性半低木で、茎は木質化する。葉は対生し1回3出複葉。小葉は卵形で先端はしだいに尖り、粗い鋸歯があり、表面は網目状にへこむ。花期には、葉腋に集散状円錐花序をつくり、白色の花を上向きに多数開く。花弁はなく白色の萼片が十字形に平開する。4枚ある。果実は痩そう果かで長い毛がある。毒 性 クレマチス属植物には、配糖体ラヌンクリンが含まれており加水分解によりプロトアネモニンを生じ、これが毒性を示す。摂取による中毒の主症状は口内の腫脹、胃腸炎、疝痛などでさらに重症の場合、血便を排泄し、嘔吐、神経症状、呼吸緩除、瞳孔散大を経て死に至ることもある。和名 牡丹蔓分布 本州~九州生育地 日当たりのよい山野有毒部位 全草花期 夏(8~9月)開花期全 草全 草ナス科ホオズキPhysalis alkekengi L. var. franchetii(Mast.) Makinoキンポウゲ科ボタンヅルClematis apiifolia DC.有毒部位有毒部位