ブックタイトル青葉山植物図鑑
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青葉山植物図鑑
高浜町の有毒植物各論ヒヒガンバナ/ヒョウタンボク特 徴 多年草で、草丈は30 ~ 50cm になる。葉はやや厚く光沢のある線形で鱗茎から叢生し、晩秋に伸び出し翌年の春には枯れる。花期には、鱗茎から50cm ほどの中空の花茎を1本出し、茎頂に赤い有柄の花を数個輪生状につける。生薬名 石セキ蒜サン(鱗茎)毒 性 薬用では、アメーバー赤痢、吐剤、去痰薬の製剤原料。民間では腎炎、肋膜炎などによる体のむくみを除き、また肩こり、乳房炎、乳腺炎の湿布に用いる。鱗茎にはアルカロイド(ホモリコニン、リコニン、リコラミン)などを含有。誤食すると嘔吐、腹痛、脈拍頻微、下痢、呼吸不整、体温上昇などを起こし、昏睡、虚脱、痙攣、麻痺などを経て死に至る。和名 彼岸花分布 本州、四国、九州生育地 堤防、墓地、路傍など有毒部位 全草、特に鱗茎花期 秋(9月頃)開花期特 徴 落葉低木で、樹高は1.5m 位になる。若枝は淡緑色で軟毛を密生し、古枝は灰褐色となり樹皮は縦に裂ける。葉は対生し、楕円形で毛が多い。花期には、葉腋に2個ずつ花をつける。花冠は先が5裂し、白色からのちに黄色に変わる。液果は赤く、2個合着して瓢箪状になる。毒 性 果実にイリドイド化合物(モロニシド、キンギンシド)を含有する。小児の中毒症状として嘔吐、下痢、痙攣、昏睡などが報告されている。過量に食べ過ぎると死亡する。和名 瓢箪木 別名 キンギンボク(金銀木)分布 北海道、本州、四国生育地 日当たりのよい山野有毒部位 果実花期 春~初夏(4~6月)開花期有毒部位有毒部位ヒガンバナ科ヒガンバナLycoris radiata (L’Her.) Herb.スイカズラ科ヒョウタンボクLonicera morrowii A.Gray全 草果 実