ブックタイトル青葉山植物図鑑
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青葉山植物図鑑
高浜町の有毒植物各論ススイートピー/スズラン特 徴 つる性の一、二年草で、茎は長さ2m にも達し、この巻きひげに支えられて他物によじのぼる。茎は緑色で柔らかく両側に翼がある。葉は羽状複葉で最下部の一対の小葉の他は、巻きひげになっている。花期には、葉腋から長い花柄を出し、総状に2~3個の大型5弁の蝶形花をつける。花は芳香があり、色は白、淡紅、紅紫、青などいろいろある。毒 性 毒性アミノ酸、アミノプロピオニトリルを含有する。誤食により頚椎麻痺、歩行困難などの中毒症状を引き起こす。和名 麝香連理草分布 イタリアのシチリア島原産生育地 観賞用に栽培される。有毒部位 全草、さや、種子花期 春?初夏(4?6月)開花期特 徴 多年草で、草丈は15 ~ 25cm になる。葉は普通2枚相対してつき,先の尖った楕円形で基部は鞘状になり抱合って根茎の節につく。花期には、葉より短い長さ20cm ほどの花茎を出し芳香のある白色の小花を総状につける。花は広い鐘状で垂れ下がり、先は浅く6裂し外側へそり返る。毒 性 全草にコンバラトキシン、コンバロシド、コンバラトキソール、ロデアサポゲニン、コンバラサポニンA・B・C・D、ケリドン酸グルココンバラサポニンなどを含む。強心配糖体のコバラトキシンはジギタリス類似の作用があり、この生理作用はジギタリスの10 ~ 15 倍の強さがある。中毒症状は流涎、悪心、嘔吐、頭痛などで、重症では呼吸停止、心不全状態に陥り死に至る。ラットに対する半数致死量は1mg/kg で毒性は極めて強い。スズランを生けた花瓶の水を飲んで死亡した事例がある。ドイツスズラン(ユリ科) Convallaria majalis L.※ 草丈が20 ~ 30cm と大型で香りも強く、花柄が葉より伸長する。和名 鈴蘭分布 本州中部北部、北海道生育地 山地有毒部位 全草花期 初夏(5?7月)開花期有毒部位有毒部位マメ科スイートピーLathyrus odoratus L.キジカクシ科スズランConvallaria majalis L. var. manshuricaKom.全 草全 草