ブックタイトル青葉山植物図鑑

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概要

青葉山植物図鑑

ア●●●● 高浜町の有毒植物各論シシロツメクサ/スイセン特 徴 江戸時代に渡来し日本各地に帰化している。多年草で、茎は地を這って長く伸び、葉の付け根の各節から根を出す。葉は10cm ほどの葉柄が立ち、先に3枚の小葉をつける。小葉は卵形または心臓形で表面に白い斑紋がある。花期には、葉の付け根から花柄を伸ばし、先に白色または薄い紅色の蝶形花を多数、球状に集まって開く。毒 性 青酸配糖体(リナマリン、ロタウストラリン)を含有する。牧草、緑肥としても利用される一方、家畜、特にヒツジは本種により中毒症状を起こす場合がある。これはクローバー病と呼ばれる。和名 白詰草分布 ヨーロッパ原産生育地 各地の至る所有毒部位 全草花期 春?夏(5?8月)開花期特 徴 多年草で、観賞用に多くの品種改良種がある。草丈は、品種により10 ~ 50cm と大きく差がある。葉は線形または帯状。花期には、花茎の頂部に単生または散形状につき、花は小輪から大輪まで、花色も黄、白、朱赤色、淡紅色など多様である。毒 性 全草、特に鱗茎にはプソイドコリン、リコリンなどのアルカロイドを含有する。誤食すると嘔吐、腹痛、脈拍頻微、下痢、呼吸不整、体温上昇などを起こし、昏睡、虚脱、痙攣、麻痺などを経て死に至る。※ ニラと間違えて誤食し、中毒を起こした事例が報告されている。和名 水仙分布 地中海沿岸からアフリカ北部原産生育地 観賞用に各地で栽培される。有毒部位 全草花期 春(3?4月)生育期有毒部位有毒部位マメ科シロツメクサTrifolium repens L.ヒガンバナ科スイセンNarcissus tazetta L.全 草全 草