ブックタイトル青葉山植物図鑑
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青葉山植物図鑑
ア●●●● 高浜町の有毒植物各論ササボンソウ/ジギタリス特 徴 明治初年に渡来し、観賞用や薬用として栽培され、また帰化している。多年草で、草丈は30 ~ 90cm になる。葉は対生し無柄、披針形で3本の目立つ脈をもつ。花期には、枝先に集散花序をつけ、淡紅~白色の5弁花を開く。和名は茎や葉を水に浸してもむと泡が出て石けんの代用になることに基づく。生薬名 サポナリア根毒 性 全草にサポニン、ナポナリン他を含有する。薬用としては去痰、慢性皮膚炎に用いられるが、多用すると消化器官刺激、溶血作用、蕁麻疹、多型浸出性紅斑などの症状が出る。和名 サボン草分布 ヨーロッパ原産生育地 人家周りなど有毒部位 根茎花期 初夏(5?6月)開花期特 徴 越年草で、草丈は1~ 1.5m になる。茎は直立し分枝しない。葉は卵状長楕円形で、ちりめん状のしわがある。花期には、茎の上部に長い花穂をつけ、漏斗状の大きな花を下から順に開く。花は紅紫色で内面に濃色の斑紋がある。生薬名 ジギタリス毒 性 かつて日局の劇薬に指定されており、強心剤、利尿剤として用いられた。全草に強心配糖体(ジギトキシン、ギトキシン)を含む。ジギトキシンの推定致死量は5mg または5mg/ 1kg とされる。中毒は吐き気が重要な初期症状で、脈拍の乱れ・脈拍数の著しい減少を経て死に至る。若苗はコンフリーに似ているため、誤食による事故例がある。和名 キツネノテブクロ(狐の手袋)分布 ヨーロッパ南部原産生育地 観賞用に栽培される。有毒部位 全草花期 夏(6?7月)生育期有毒部位有毒部位ナデシコ科サボンソウSaponaria officinalis L.オオバコ科ジギタリスDigitalis purpurea L.根 茎全 草