ブックタイトル青葉山植物図鑑
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青葉山植物図鑑
〈日本薬局方収載植物〉高浜町の薬草各論オオケラ特 徴 多年草で、草丈は50 ~ 80cm。根茎はやや肥厚し長く、節がある。若苗は白軟毛をかぶり、折ると白汁が出る。葉は硬く光沢があり、通常柄があって1~2対の羽状に分裂する。雌雄異株。花期には茎頂に白色花弁の頭状花をつけ、外側の総苞片は細かく切れて、魚の骨のように見える。秋おそく、羽状の冠毛をもった果実を結ぶが、この種子の発芽率はよい。生薬名 白ビャク朮ジュツ(根茎 局※)効 用 漢方では消化管内の水分代謝の異常を改善し、胃液の分泌を促し、健胃、整腸、利尿、止瀉を目的で四君子湯、六君子湯、苓桂朮甘湯などに処方される。民間的には、主に胃腸疾患に用いられ、1日量5g を煎じて服用する。粉末は1回量0.5 ~1g を服用する。調製法 晩秋に採取し、外皮を除き2~3日日乾してから、陰干しにする。※ 【日局】 白朮 本品は1)オケラ Atractylodes japonica Koidzumi exKitamura の根茎(和ビャクジュツ)又は2)オオバナオケラ Atractylodesmacrocephala Koidzumi(Atractylodes ovata De Candolle)(Compositae)の根茎(唐ビャクジュツ)である。利用部位根 茎和名 朮分布 本州、四国、九州生育地 日当たりのよい乾いた山地薬用部位 根茎花期 秋(9~ 10 月)オケラの生薬オケラオオバナオケラキク科オケラAtractylodes ovata (Thunb.) DC.