ブックタイトル青葉山植物図鑑
- ページ
- 231/268
このページは 青葉山植物図鑑 の電子ブックに掲載されている231ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは 青葉山植物図鑑 の電子ブックに掲載されている231ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
青葉山植物図鑑
ア●●●● 高浜町の有毒植物各論アオツヅラフジ/アカザ特 徴 落葉つる植物で、つるは長く伸び、葉とともに細毛がある。葉は互生し紙質、広卵形から3浅裂するものまで変異がある。雌雄異株。花期には、葉腋から集散花序を出し、小さな黄色の花を多数つける。核果は粉白色をおびた黒藍色で10 ?11 月に熟す。生薬名 木モク防ボウ已イ(根茎・根)毒 性 薬用では利尿・鎮痛薬として神経痛、リュウマチ、痛風、膀胱炎などに用いるが、アストロキア酸、アルカロイドのトリロビン、マグノフロリンなどを全草に含有する。多量に摂取すると呼吸停止や心臓に麻痺を起こす。熟した果実による中毒事故がしばしば発生している。果実酒に用いると毒性が増す。和名 青葛藤 別名:カミエビ分布 日本各地生育地 山野有毒部位 全草花期 初夏~夏(7~8月)生育期特 徴 一年草で、草丈は1.5m 以上にも達する。茎は直立し、多数分枝する。葉は三角状の卵形で互生し、葉縁に波状の鋸歯があり、若葉は赤みを帯び、後に緑色に変わる。花期には、枝先に穂を出し、黄緑色の細かな花が密生する。生薬名 藜レイ葉ヨウ(葉)毒 性 薬用では、健胃、強壮、歯痛、虫さされなどに用いられる。ホウレンソウに近い仲間で、本来は食用として導入された物と考えられる。若葉は食べられるとして、浸し物、和え物、汁の具に利用できる山菜の種類にあげてある書籍が多く見受けられる。しかし、人によっては食べた後、強い日光(紫外線)にあたると、露出した皮膚に紅潮、水腫、皮下出血などを起こす(アカザ日光アレルギー皮膚炎)場合がある。和名 藜分布 中国原産生育地 畑付近や荒れ地有毒部位 全草花期 夏~秋(9~ 10 月)生育期有毒部位有毒部位ツヅラフジ科アオツヅラフジCocculus trilobus (Thunb.) DC.ヒユ科アカザChenopodium album L. var.centrorubrum Makino全 草全 草