ブックタイトル青葉山植物図鑑

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概要

青葉山植物図鑑

高浜町の薬草各論ワワレモコウ特 徴 多年草で、草丈は40 ~ 100cm になる。茎は直立して上部で分枝し、全株無毛。茎葉は互生し、長楕円形で円頭、粗鋸歯の小葉から成る奇数羽状の複葉をつける。花期には、茎と枝の頂に暗紅紫色の短い穂状花序をつけ、上部の花から開花する。生薬名 地チ楡ユ(根)薬効・利用方法 止血・収斂薬として吐血、喀血、子宮出血、月経過多、産前産後の諸出血などに用いられ、1日量5~10g に水300mL を加え、半量まで煎じて3回に服用する。火傷、湿疹、皮膚炎などには、煎じ液で患部を洗う。打撲、捻挫には、生根をすり潰して患部に塗布する。調製法 秋、根を掘り水洗後日乾する。調製法 11 月頃、根茎を掘り採り、ひげ根を除いて水洗いして日干しにする。和名 吾木香分布 日本各地生育地 山野の草原薬用部位 根花期 夏~秋(7~9月)開花期利用部位根バラ科ワレモコウSanguisorba officinalis L.