ブックタイトル青葉山植物図鑑

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概要

青葉山植物図鑑

アアカマツ〈日本薬局方収載植物〉高浜町の薬草各論オオオバコ特 徴 多年草で、根元からロゼット状に四方に広がり、葉は長い葉柄があり卵形または楕円形、数本のやや平行の脈がある。花期には株元から10 ~ 20cm の花茎を伸ばし穂状花序をつけ、白色もしくは淡い紫色の小花が下から上に向かって順次咲く。果実は楕円形で、熟すると上半分が帽子状に取れて、中から4~6個の種子が現れる。生薬名 車しゃ前ぜん草そう(全草 局※1)、車前子(種子 局※2)効 用 漢方処方用薬で、車前子は利水・去痰・止咳・明目作用があり、排尿障害・咳嗽・結膜炎などを改善する薬方に配合される( 清心蓮子飲、牛車腎気丸、竜胆瀉肝湯など)。また、消炎・利尿・鎮咳などを目的とする民間薬・家庭薬で用いている。調製法 全草は8~9月頃帯花時採取し乾燥する。種子は秋期に完熟したものを採取し、水気に当てないように注意して乾燥し種子のみを選別する。※1 【日局】 車前子 本品はオオバコPlantago asiatica Linne(Plantaginaceae)の花期の全草である。※2 【日局】 車前草 本品はオオバコPlantago asiatica Linne(Plantaginaceae)の種子である。利用部位全 草 種 子和名 大葉子分布 日本各地生育地 山野や路傍薬用部位 全草、種子花期 春~秋(4~9月)オオバコの生薬車前子開花期オオバコ科オオバコPlantago asiatica L.車前草