ブックタイトル青葉山植物図鑑

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概要

青葉山植物図鑑

高浜町の薬草各論ユユズリハ/ルイヨウボタン特 徴 常緑高木で、樹高は4~ 12m になる。幹は直立性で上部は多く分枝しする。葉は枝先に集まって互生し、長楕円形で全縁、先は短く尖り、革質で光沢があり、裏面は白緑色を帯びる。雌雄異株。花期には、枝先近くの葉腋に総状花序をつくり、小さな黄緑色花を開く。核果は楕円形で青黒色を帯びる。生薬名 交コウ譲ジョウ木ボク(樹皮、葉)薬効・利用方法 民間療法ででき物に、樹皮10g(または葉の乾燥したもの約10g)に水300mL の水を加え、1/3量まで煎じ、この煎液で患部を洗う。去痰、駆虫には、1日量2~3g に水200mL を加え、半量まで煎じものを3回に服用する。喘息には、葉を陰干ししたものを粉末にして白湯で服用する。調製法 7~8月に葉と樹皮を採取して、水洗い後風通しのよい所で乾燥する。和名 譲葉分布 本州、四国、九州の暖帯生育地 山地の林内、庭木として植栽する。薬用部位 樹皮、葉花期 初夏(5~6月)果実期特 徴 多年草で、草丈は40 ~ 80cm になる。根茎は太く横に這い、地上茎はで粉白色を帯びる。葉は通常茎上部に2枚互生し、2~3回3出複葉。小葉は長楕円形で先は2~3裂し、頂小葉は有柄、側小葉は無柄。花期には、茎頂と葉腋に集散花序をつけ、緑黄色花を十数個開く。生薬名 紅コウ毛モウ七シチ(根、根茎)薬効・利用方法 消炎・鎮痛・鎮痙作用があり、扁桃腺炎、月経不順等に応用され、根及び根茎を乾燥したものを煎用する。和名 類葉牡丹分布 日本各地生育地 深山の林下薬用部位 根、根茎花期 春(4~6月)開花期利用部位樹 皮 葉利用部位根 根 茎ユズリハ科ユズリハDaphniphyllum macropodum Miq.メギ科ルイヨウボタンCaulophyllum robustum Maxim.花部果実部