ブックタイトル青葉山植物図鑑
- ページ
- 226/268
このページは 青葉山植物図鑑 の電子ブックに掲載されている226ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは 青葉山植物図鑑 の電子ブックに掲載されている226ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
青葉山植物図鑑
高浜町の薬草各論ヤヤマブドウ/ユウガオ特 徴 つる性の落葉低木。つるは高く木に上り、樹皮は縦に裂ける。巻きひげは葉と対生する。葉は大形の円形で浅く3裂し、裏面は初め帯白色で後に帯赤褐色の綿毛に覆われる。雌雄異株。花期には、巻きひげのある長い穂状円錐花序をつくり、黄緑色の小花を開く。果実は球形で、房になって垂れる。生薬名 紫シ葛カツ(根皮)薬効・利用方法 冷え性、神経痛、リュウマチに、蔓を浴湯料として使用する。根皮はでき物に使用され、根皮を粉末にし塗布する。果実は利尿・緩和な瀉下・清涼の効果があり、生食する。果実は生食のほかブドウ酒、ジャムに利用される。調製法 根皮は夏に採取して、水洗い後芯を除き日干しにする。蔓は秋に採取して、刻んで日干しにする。和名 山葡萄分布 四国、本州、北海道生育地 山地薬用部位 根皮、果実、蔓花期 初夏(6月頃)開花期特 徴 一年生つる植物。茎は枝分れして10m 余に伸び、巻きひげで他物に絡まる。葉は心臓形でやや浅く裂け、茎葉全体に軟毛がある。雌雄異花。葉腋に1個ずつつき、深く5裂した白い花を夏の夕方から開き、翌朝にはしぼむ。花期後に大形の果実が成長し、完熟すると果皮が堅くなる。生薬名 壺コ蘆ロ(家事)、壺蘆子(種子)薬効・利用方法 果実は民間的に利尿・清熱・止渇作用があることが知られており、水腫、口渇、小便不利、腫れ物等に用いられ、生の果実1日量60 ~ 250g を煎じて服用する。多量に服用すると下痢や嘔吐を引き起こすので注意が必要。種子は歯痛に用いられる。調製法 夏に果実を採取し、そのまま用いるか、果皮、種子は日干しにする。和名 夕顔分布 アフリカまたは熱帯アジア原産生育地 畑地で栽培される。薬用部位 果実、種子花期 夏(8月頃)果実期利用部位根 皮 果 実 蔓利用部位果 実 種 子ブドウ科ヤマブドウVitis coignetiae Pulliat ex Planch.ウリ科ユウガオLagenaria siceraria (Molina) Standl.var. hispida (Thunb.) H.Hara果実部