ブックタイトル青葉山植物図鑑
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青葉山植物図鑑
高浜町の薬草各論ヤヤマハギ/ヤマハハコ特 徴 落葉低木で、樹高は1~2mになる。茎は木質化するが、年々太くなって伸びるようなことはなく、根本から新しい芽が毎年出る。葉は互生して有柄の3出複葉で、小葉は広楕円形から広卵形、円頭かやや凹頭で全縁。花期には、枝上部の葉腋から総状花序をつけ、紅紫色の花を多数開く。薬効・利用方法 民間的に婦人のめまい、のぼせなどに効果があるとされ、根を1回量2~5g に水300mL を加え、半量まで煎じて服用する。葉を茶剤として利用してもよい。調製法 秋の花が終わる頃根を掘り採り、水洗い後刻んで日干しにする。近縁種 マルバハギ Lespedeza cyrtobotrya Miq.※ マルバハギは、花序が伸びないので、葉と同じ長さ以下になり、葉の中で花が咲く印象となる。ヤマハギと同様の薬効で用いられる。和名 山萩分布 日本各地生育地 山野の草地薬用部位 根花期 秋(7~9月)ヤマハギ 開花期特 徴 多年草で、草丈は30 ~ 70cm になる。全体に白色の綿毛を密生する。葉は多数互生し、狭披針形でやや厚く、3脈がある。雌雄異株。花期には、枝先に散房花序をつくり、多数の頭花をつける。雄株には筒状の両性花が集まり、雌株の頭花はふちに糸状の雌花が多数あり、中心部に筒状の両性花が少し混じる。生薬名 大ダイ葉ヨウ白ハク頭トウ翁オウ(全草)薬効・利用方法 鎮咳、腹痛、発汗、解熱、下痢、でき物などに用いられ、全草を1日量20 ~ 40g を煎じて3回に服用する。調製法 夏の開花期に全草をとり、水洗い後日干しにする。※ 同属のカワラハハコは、黄疸に効果があるとして、1日量8~ 12g を水400 ~ 600mL で約半量に煎じて服用する。和名 山母子分布 日本各地生育地 日当たりのよい草原薬用部位 全草花期 秋(8~9月)開花期利用部位根利用部位全 草マメ科ヤマハギLespedeza bicolor Turcz.キク科ヤマハハコAnaphalis margaritacea (L.) Benth. etHook.f. subsp. margaritaceaマルバハギ花部