ブックタイトル青葉山植物図鑑

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概要

青葉山植物図鑑

〈日本薬局方収載植物〉高浜町の薬草各論エエビスグサ特 徴 江戸時代の享保年間に中国から渡来した。一年草で草丈は70 ~150cm。葉は偶数羽状複葉で、2~4対の小葉よりなり、小葉は倒卵形、先端はわずかに突出する。花期には、葉腋から花柄を伸ばし黄色の五弁花を開く。花後の果実はさやで長さ約15cm、多少曲がっていて先端は尖り、中に1列に種子多数を生ずる。熱帯性の性質を持ち、寒冷地では結実しない。生薬名 決けつ明めい子し(種子 局※)効 用 緩下・強壮薬として、充実した体質の人の便通をよくし、血圧を下げるのに応用される。1日量10g を煎じ、食前又は食間に3回に分けて服用する。民間的にハブ茶と称し、便通の目的で健康茶として常用される。調製法 成熟種子を採集し、日乾する。※ 【日局】 決明子 本品はエビスグサCassia obtusifolia Linne 又はCassiatora Linne(Leguminosae)の種子である。利用部位種 子和名 恵比須草、夷草分布 中央アメリカ原産生育地 東北地方以南で栽培される。薬用部位 種子花期 夏エビスグサの生薬開花期果実マメ科エビスグサSenna obtusifolia (L.) H.S.Irwin et Barneby