ブックタイトル青葉山植物図鑑
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青葉山植物図鑑
ア●●●● 高浜町の薬草各論ヤヤクシソウ/ヤドリギ特 徴 越年草で、草丈は30 ~ 60cm になる。全株無毛で、切ると白い乳液を出す。葉はさじ形で茎を抱き、質は柔らかく、裏面は粉白を帯びる。花期には、黄色の頭花を多数つける。頭花は舌状花のみからなり、花期後に下を向く。果実には白色の剛毛状冠毛があり、風により散布される。生薬名 薬ヤク師シ草ソウ(頭花)薬効・利用方法 消腫薬として皮膚の腫れ物などに用いられ、頭花をゴマ油に漬け込み、この油を直接患部に塗布する。調製法 秋の開花期に頭花を花柄ごと採取して日干しにする。塗布剤は、よく乾燥した頭花をゴマ油にひたひたになるように漬け込む。漬けた頭花は取り出さずに、漬けたままにしておく。和名 薬師草分布 日本各地生育地 日当たりのよい山地や路傍薬用部位 頭花花期 秋~初冬(8~ 11 月)開花期特 徴 常緑小低木で、径40 ~ 60cm の球形になる。枝は緑色で二又から三又状に多数分枝する。葉は枝先に対生し倒披針形、革質で厚く、濃緑色で光沢がない。雌雄異株。花期には、枝先の葉の間に淡黄色の小花を通常3個ずつ頂生して開く。果実は球形の液果で、淡黄色の半透明に熟す。果肉は粘りが強く、鳥類によって他樹に運ばれ、粘着して発芽する。生薬名 桑ソウ寄キ生セイ(茎葉)薬効・利用方法 鎮痛・強壮薬としてリュウマチ、腰痛、神経痛、産後の乳汁不足に用いられ、桑寄生1日量5~10g に水300mL を加え、半量まで煎じて3回に服用する。調製法 茎葉を必要なときに採取して、乾燥しやすいよう細かく刻んで、日干しにする。和名 宿木分布 日本各地生育地 落葉樹に寄生する。薬用部位 茎葉花期 晩冬(2~3月)利用部位頭 花利用部位茎 葉キク科ヤクシソウCrepidiastrum denticulatum (Houtt.)J.H.Pak et Kawanoヤドリギ科ヤドリギViscum album L. subsp. coloratumKom.花部