ブックタイトル青葉山植物図鑑

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概要

青葉山植物図鑑

アアカマツ〈日本薬局方収載植物〉高浜町の薬草各論ウウド特 徴 春先の山菜の雄として食用にするが、一般の八百屋の店頭に出るのは、温度25℃くらいの室むろで軟化栽培したもの。多年草で茎は直立し1.5m 位になる。葉は卵形で鋸歯のある小葉がまばらに互生し、広くて大きな2回羽状複葉となる。花期には、茎の上部に淡緑色の小さな五弁花を散形花序につける。液果は小球形で黒く熟す。生薬名 独どく活かつ(根茎 局※)効 用 民間的に鎮痛・強壮薬として頭痛、めまい、歯痛などに用いられる。1日量15g を煎じて3回に服用する。漢方では頭痛・関節痛などの痛みや皮膚病を改善する目的で独活湯、独活葛根湯、十味敗毒湯などに処方される。調製法 秋に根を掘り採り、水洗いしてから薄く切片状にして、初め数日は日乾(腐らせないため)。その後陰乾する(精油成分を失わせないため)。※ 【日局】 本品はウドAralia cordata Thunberg(Araliaceae)の、通例、根茎である。利用部位根 茎和名 独活分布 日本各地生育地 山野に自生し、栽培もされる。薬用部位 根茎花期 夏から初秋(8~9月)ウドの生薬若苗開花期ウコギ科ウドAralia cordata Thunb.