ブックタイトル青葉山植物図鑑
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青葉山植物図鑑
高浜町の薬草各論ママツムシソウ/マメガキ特 徴 越年草で、草丈は50 ~ 90cm になる。根出葉はロゼット状で幅が広く、上部の葉は披針形となる。茎葉は対生し、羽状に裂ける。花期には、長い花柄の先に淡紫色の頭花を上向きに開く。薬効・利用方法 成分にイリドイドのロガニン、スエロシッドを含み、血液を流れやすくする作用と、血管内での血小板凝集を抑制する作用がある。脳血栓、心筋梗塞の予防に、10 ~ 20g を水400 ~ 600mL を加え、半量まで煎じ1日3回に食後に服用する。調製法 開花期の8~ 10 月に地上部を採取し、流水で洗い、1週間から10 日ほど天日でよく乾燥させる。和名 松虫草分布 日本各地生育地 山地の草原薬用部位 地上部花期 夏~秋(8~ 10 月)開花期特 徴 落葉高木で、樹高は6~9mになる。葉は互生し、カキの葉より細長く楕円形で全縁、裏面は灰白色で毛がある。雌雄異株。花期には、新枝の葉腋に1個ずつ黄白色の小花を下垂して開く。果実は圧球形から短紡錘形で、11 月頃、褐黒色に熟す。生薬名 君クン遷セン子シ(果実)薬効・利用方法 果実は渇きを止め、熱を下げ、心を鎮める効果がある。民間で柿渋はしゃっくりを止め、血圧降下に用いられ、柿渋さかずき1杯に大根おろしを混ぜ、空腹時に1日3回に服用する。しもやけや凍傷、かぶれには柿渋を塗布薬として外用する。葉は高血圧に効果ある。調製法 初秋に未熟果実を採取し、へたをとり水を加えてつき砕き、しばらくしてから布袋でしぼり柿渋をつくる。和名 豆柿 別名 シナノガキ(信濃柿)分布 西アジア原産生育地 稀に栽培される。薬用部位 果実、葉花期 晩春(6月頃)果実期利用部位地上部利用部位果 実 葉マツムシソウ科マツムシソウScabiosa japonica Miq.カキノキ科マメガキDiospyros lotus L.花部