ブックタイトル青葉山植物図鑑
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青葉山植物図鑑
ア●●●● 高浜町の薬草各論フブタクサ/フタバアオイ特 徴 一年草で、草丈は0.5 ~ 1.5 mになる。上部は多く分枝し、全体に短い剛毛がある。葉は茎の下部では対生し、上部では互生する。葉身は2~3回羽裂し、裂片は線形。雌雄同株。花期には、雄性頭花は枝先に長い穂状につき、雌性頭花はその下部の葉腋に2~3個つく。風媒花で花粉症の原因ともなる。薬効・利用方法 利尿、膀胱結石、リュウマチの痛み、通経などに用いられ、煎じて服用する。調製法 花期に全草を採取し、刻んで日干しにする。※ 北米原産のブタクサは群生して繁茂していくことが多い。晩夏雄花が開花する頃にその花粉が大量に飛び散る。米国ではブタクサが花粉アレルギーの主要な原因となってる。同属でより大型のクワモドキ(オオブタクサ)も花粉アレルギーへの原因となる。和名 豚草分布 北アメリカの原産生育地 各地の荒地や路傍薬用部位 全草花期 夏~秋(7~ 10 月)開花期特 徴 夏緑性の多年草。根茎は太く、地表を這い、先端から2枚の葉を出す。葉は長い葉柄を有し、円心形で、質は薄く、葉縁にはまばらな毛がある。花期には、葉の展開とともに葉間から短い花柄を出し、その先に1個の花を下向きに開く。萼片は汚黄白色で紫褐色を帯びる。芽の中から1本の茎が伸び、先端に2枚の柄のある葉がつく。葉身は長さ4~7cm。花は春、葉間から1花を下向きにつけ、径1~ 1.5cm。和名は1株に必ず2葉が出ることによる。一名カモアオイは京都加茂神社の祭礼にこのアオイを用いることからいう。徳川家の紋章はこれに基づく。生薬名 土ド細サイ辛シン(根茎・根)薬効・利用方法 鎮咳・発汗・鎮痛薬として咳止め、胸痛などに用いる。咳止めには、1回量5~ 10g に水300mLを加え、半量まで煎じて服用する。調製法 開花期に根茎と根を掘り取り、水洗い後日干しにする。和名 双葉葵分布 日本各地生育地 山中の樹陰薬用部位 根茎、根花期 春(3月頃)生育期利用部位全 草利用部位根 茎 根キク科ブタクサAmbrosia artemisiifolia L.ウマノスズクサ科フタバアオイAsarum caulescens Maxim.花部