ブックタイトル青葉山植物図鑑
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青葉山植物図鑑
高浜町の薬草各論ヒヒヨドリバナ/ヒルガオ特 徴 多年草で、草丈は1~2mになる。茎は1本から数本叢生する。葉は対生し、薄質の長卵状楕円形または長楕円状披針形で、葉縁には鋸歯があり、裏面全体には腺点がある。花期には、茎の上部に散房状に白色または帯紫色を帯びた頭状花を多数開く。生薬名 秤ヒョウ杆カン草ソウ(地上部)薬効・利用方法 解熱作用があり、感冒時の解熱、鎮咳、発汗などに用いられる他、糖尿病による浮腫、口渇、リュウマチ、黄疸などに有効といわれ、秤杆草1回量10 ~15g に水300mL を加え、半量まで煎じて服用する。糖尿病の予防、腫れ物には、湯飲み茶わん1杯程度の秤杆草をガラスポットや土瓶で煮出してお茶代わりに飲用する。調製法 夏の開花期に地上部をとり、風通しのよい所で陰干しにする。和名 鵯花分布 日本各地生育地 山地の比較的明るい疎林の中や林縁薬用部位 地上部花期 晩夏~秋(8~ 10 月)開花期特 徴 多年性のつる植物。葉は互生し、ほこ形または矢じり形の長楕円形で基部の側片は耳形になる。花期には、6~8月、葉腋から長い花柄を出し、先に淡紅色の花を1個開く。萼を包む包葉は卵形で先端が丸みを帯びるか、すこし凹む。生薬名 旋セン花カ(全草)薬効・利用方法 利尿・緩下薬として急性腎炎などの浮腫などに用いられ、旋花1日量10g に水500mL を加え、半量まで煎じて食間に3回に分けて服用する。民間的にはこの煎じ方で糖尿病に用いる。虫刺されには、生の葉をすり潰し、その汁を患部に塗布するとよい。調製法 花期に地下茎を含む全草を採取し、水洗い後日干しにする。和名 昼顔分布 日本各地生育地 野原や路傍薬用部位 全草花期 夏(6~8月)開花期利用部位地上部利用部位全 草キク科ヒヨドリバナEupatorium makinoi T.Kawahara etYaharaヒルガオ科ヒルガオCalystegia pubescens Lindl. f. major(Makino) Yonek.