ブックタイトル青葉山植物図鑑
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青葉山植物図鑑
高浜町の薬草各論ヒヒトツバ/ヒメジョオン特 徴 常緑シダ植物。草丈は30 ~ 40cm になる。根茎は長く這い硬い針金状。葉は舌状の単葉で、まばらに出る。栄養葉は、厚くて硬く、表面は深緑色。裏面には宿存する褐色~白色の星状毛が密生する。胞子葉はやや細くて長く、胞子嚢のうは葉裏一面を覆う。生薬名 石セキ韋イ(葉)薬効・利用方法 民間で消炎・止血・利尿・解毒薬として淋疾、腎炎、結膜炎、口腔炎、喀血、血尿、扁桃腺炎、百日咳などに単味で応用される。利尿、腎臓病には、石韋1日量6~ 12g に水400mL を加え、1/3 量まで煎じて3回に分けて服用する。腫れ、むくみ、脚気などには、乾燥葉一掴みを小さめのやかん1杯の水で半量まで煎じて服用する。 日本での利用は少ないが、中国では尿路結石、腎炎などの治療によく使われている。調製法 秋に全草をとり、日干しにする。和名 一葉分布 関東・福井県以西、四国、九州生育地 乾いた樹幹や岩上に群生する。薬用部位 葉花期 初夏(6月頃)生育期特 徴 年草または越年草で、草丈は30 ~ 130cm になる。茎は直立し粗い毛がある。根生葉は花期には枯れる。茎葉は互生し、下部の葉は卵形で長い柄があり、葉縁には粗い鋸歯がある。上部の葉は披針形または長楕円形。茎頂に散房状花序をつくり、多数の頭花を開く。舌状花は白色またはわずかに淡紫色を帯びる。薬効・利用方法 民間療法で糖尿病の予防に効果があるとされ、乾燥した花と葉を5g ずつ水400mL で煎じお茶がわりに服用する。調製法 開花期に花のみ採取し、陰干しにする。また、葉をむしりとり、日干しにする。※ 江戸時代末(1865 年頃)に渡来、明治初年には雑草化し現在ではほぼ全国に生育している。日本の侵略的外来種ワースト100 の一つであり、外来生物法で要注意外来生物に指定されている。和名 姫女苑分布 北アメリカ原産生育地 各地の至る所に帰化している。薬用部位 花、葉花期 初夏~秋(6~ 10 月)開花期利用部位葉利用部位花 葉ウラボシ科ヒトツバPyrrosia lingua (Thunb.) Farw.キク科ヒメジョオンErigeron annuus (L.) Pers.